★スポーツファーマシスト★
みなさん、こんにちは(^^)/
最近は雨の日が多く、むしむしした日が続きますね。
病院、薬局にお越しの際は足元お気をつけてお越しください(^^♪
両国橋店には、スポーツファーマシストという資格を持った薬剤師がいます。
今回は「スポーツファーマシスト」についてお話ししたいと思います♪
こんにちは。薬剤師の山田です(^o^)丿
私は公認スポーツファーマシストの資格を所持しております。
「スポーツファーマシスト」は、スポーツの世界では非常に重要ですが、まだ知名度としてはそこまで知られていないのが現実です。
ここでは少しドーピングについてお話したいと思います。
ドーピングとは「スポーツにおいて禁止されている物質や方法によって競技能力を高め、意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為」であり、オリンピックや大会等で毎回問題になっています。
スポーツファーマシストは選手が服用している薬について相談に乗ったり、ドーピング違反の医薬品が入っていないかを調べたりします。
オリンピック等の大きな大会は公正なルールの元で開催されています。この裏には毎回、厳しい検査が行われているのです。
次にドーピングの種類についていくつか説明しましょう。
1.ステロイド薬
ドーピングに使用されるステロイドは、一般的に炎症をおさえるために皮膚科で出される薬と異なり、タンパク質を細胞内組織に変える働きをもつ総称で、男性だと筋力をアップ(女性はもっと)させることができます。使用すると、筋肉の回復速度が高まり、高頻度のトレーニングが可能になります。
2.β作動薬
β作動薬を多量に服用することにより交感神経刺激作用・蛋白同化作用があります。これを介して筋力増強効果が得られてしまいます。
ただし、全身的な作用が少ない「吸入薬」を使った喘息治療は、薬の種類と使う量によっては許可されているものがあります。
フィギュアスケートの羽生結弦選手が、喘息で吸入器を使用しながらメダル獲得していることも有名です。
また市販薬にも禁止成分が入っていることもあり、うっかりドーピングになってしまうこともあります。
世界で活躍するオリンピック選手は服用している薬に細心の注意を払っているわけですね。
普段生活している中で、スポーツファーマシストは皆様が身近に感じる機会は少ないと思っていますが、もし素朴な疑問でも、スポーツをしている方で薬の相談がある方はいつでも質問を受け付けております(/・ω・)/
またこれからの季節のスポーツは気温も高く熱中症の危険も高まりますので、水分補給や休憩をしながら行いましょう。
みなさん、ぜひお気軽にお声がけください♪