ひかり調剤薬局/みどり調剤薬局

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お薬の飲むタイミング

Date:2021年9月15日

「内服薬のお薬を飲むタイミングについて迷ったことはありませんか?」

お薬には用法・用量というものがあります。用法・用量とは,、いつお薬をどれだけ飲むのかという薬の使用方法や使用量のことで、添付文書や処方箋に記載されています。
処方されたお薬の場合は、患者様に薬を入れてお渡しする袋(薬袋)に記載されています。患者様の年齢、体重、病態、併用薬などを考慮した上で決められたものです。

薬をたくさん飲めば速く効くだろう、治ったから飲むのをやめようなど自己判断で決めたりせず、正しい薬の飲み方を守りましょう!

 

今回は飲み方(内服薬)の用法についてご説明したいと思います。
お薬の飲み方(タイミング)は以下のようなものがあります。

食直前 ・・・ 食事のすぐ前。

 

食前  ・・・ 食事の30分前。胃の中に食べ物が入っていない方が吸収や効果が良い薬などは食前に飲みます。

 

食直後 ・・・ 食事のすぐ後。

 

食後  ・・・ 食後30分以内。食事の後は胃の中に食べ物があるので胃への刺激が少なくなります。食べ物と一緒の方が吸収が良くなる薬や空腹時に飲むと胃を荒らす薬は食後に飲みます。

 

食間  ・・・ 食事の約2時間後。食事の最中だと思われる方が多いですが、食事と食事の間という意味です。空腹の状態で飲むと吸収が良い薬や胃の粘膜を保護するための薬などは食間に飲みます。

 

〇時間毎・・・ 決められた時間毎

 

就寝前 ・・・ 寝る15~30分前。寝ている間に効果が出る薬、睡眠を改善する薬、飲むと眠くなる薬などは就寝前に飲みます。

 

頓服  ・・・ 必要に応じて一時的に使用。症状のひどい時や発作時に必要に応じて飲みます。(医師、薬剤師の説明に従って服用)

 

1日3食の食事をされない方や食事を抜いた場合はどうすればいいの?と思われる方もいらっしゃると思います。
そのような場合はお気軽に薬剤師にご相談ください。

お薬は正しい飲み方をしないと効果が出なかったり、副作用が現れる場合もありますので、決められた服用方法を守りましょう。