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夏のUV対策

Date:2021年6月19日

日差しの強い日が多くなってきました。みなさん、日傘・帽子・日焼け止めなど、紫外線対策はもう始めていますか?実は6月の紫外線量は7月8月に続き非常に多いです。ここ数日、曇りや雨の日が多いですが、曇りの日で快晴時の60~90%、雨の日でも快晴時の30%の紫外線が降り注いでいます。この時期からの紫外線対策がとても重要です。
今回は夏に向けて日焼け止めの選び方についてお話したいと思います。

 

1.日焼け止めの数値(SPF,PA)で選ぶ

SPF(30、50など)

短時間で肌の表面に炎症を起こす紫外線B波を防ぐ指標です。
肌表面に炎症を起こすと過剰にメラニンが増え、色素沈着を起こします。それを防ぐことによって、しみ・そばかすを予防することができます。

またSPFの後につく数字が大きいほど紫外線B波をより防ぐことができます。

例えばSPF30の日焼け止めを塗った場合…
日焼け止めを塗ってない時、日焼けする(赤くなる)まで15分かかるとします。
①日焼け止めを塗らずに15分経った時
②SPF30の日焼け止めを塗った状態で通常の30倍の紫外線を浴びて15分経った時

①と②は同じ程度の日焼けをするということです。

PA(++、+++など)

長時間かけて肌の弾力を奪う紫外線A波を防ぐ指標です。
紫外線A波が内部まで届くとコラーゲンやエラスチンなどが壊れます。それを防ぐことによって、しわ・たるみを予防することができます。

またSPFと同様、後につく+の数が多いほど紫外線A波をより防ぐことができます。

 

2.日焼け止めの種類で選ぶ

紫外線吸収剤

紫外線吸収剤は紫外線を吸収して熱に変え紫外線を放出します。一般的には伸びがよく白くなりにくいのが特徴です。

紫外線散乱剤

紫外線散乱剤は散乱剤(パウダー)で肌を覆うことで紫外線を反射させます。熱を発生させないため肌への負担が少ないのが特徴です。紫外線吸収剤と比較すると、白浮きしやすいなどのデメリットがありますが、近年では白浮きしにくく肌なじみがいいものも多くあります。

 

3.シーンにあわせて選ぶ

SPF、PAの値だけをみると一番効果の高い50++++を選んでしまいがちですが、日焼け止めの数値が高ければ高いほど肌への刺激が大きくなります。シーンにあわせて選ぶことをおすすめします。

目安としては
日常    SPF20~30 PA++
レジャー  SPF30~40 PA+++
炎天下   SPF40~50 PA++++

 

これから夏にむけてさらに紫外線が強くなりますので、皮膚への刺激を最小限にするためにも、マスク焼け防止のためにも、しっかりとUV対策をしましょう。

みどり調剤薬局高見店では紫外線散乱剤のみ取り扱っています。肌トラブル、敏感肌でお悩みの方は、是非当薬局でご相談ください。